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ファシリテーションとは?【これを見ればわかる!】

ファシリテーションは、働き方改革で各企業が行き着いた一つの答え

昨今、「ファシリテーション」という概念は急速に一般化してきていると感じられます。
働き方改革が謳われて久しいですが、では具体的に何に取り組んで改革とするのか、は各企業が頭を悩ませていた部分でした。

行き着いたキーワードは“業務の効率化”。単に勤務時間を短くしたり業務量を減らすのではありません。

  • 同じ時間の中でのアウトプットの質を高めたい
  • 同じ業務量を今までより早くこなせるようにしたい

これらを実現させるべく、ファシリテーションにスポットライトが当たったわけです。
では、今最もホットであるといっても過言ではない、この「ファシリテーション」のスキルについて紐解いていきましょう。

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本ページの目次

  1. 会議の質、コミュニケーションスキルが生産性を左右する
  2. ファシリテーションとは
  3. ファシリテーターの5つの役割
  4. Web会議の増加による、ファシリテーションスキルの必要性の高まり
  5. ファシリテーションについて、日本を代表する3冊の書籍
  6. ファシリテーションスキルを高めるために

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★HR Design Lab. 代表の楠本和矢が、会議をスムーズに進めるための「5つのS」を中心に、会議におけるファシリテーションの重要性とその役割について解説しています。こちらの記事もぜひご覧ください。

ファシリテーション研修の情報はこちら

会議の質、コミュニケーションスキルが生産性を左右する

企業活動の全てはコミュニケーションから始まり、このパフォーマンスが悪いと全業務の生産性に悪影響を与えます。逆に、このコミュニケーションスキルを高めることは、生産性を高めることに直結します。

では、企業におけるコミュニケーションとは何でしょうか。企業活動の中で多くの時間を占めるコミュニケーションとは、ずばり“会議”ではないでしょうか。

GoogleやApple、amazonや日産といった企業では、会議の質を高めることに主眼を置いた様々な工夫が図られています。

<会議の質を高める工夫の例>

  • 全参加者に時間の経過を強く意識させるため、巨大なタイマーを設置する
  • 議論を徹底的に可視化するため、模造紙やホワイトボードをフル活用する
  • 参加メンバーを厳選し、無駄な参加者を排除すると共に、少数精鋭の意見を精緻化する

GAFAのような世界規模の錚々たる企業でも見られる上記の様な取り組みから、いかに会議の質の向上が大切なことかが伺えます。しかし、これらの工夫を用意するだけでは、効果は発揮されません。

これらの工夫を生かし、会議の質を高めるには、議論をリードする「ファシリテーション」という概念が必要なのです。

ファシリテーションとは

ファシリテーションとは、一言で言うと「質の高い意志決定」を導くための方法です。

私たちHR Design Lab.では、ファシリテーションの定義を

対話や議論の参加者に「問い」を立て、意見を引き出し、
出てきた要素を整理し、基準を用いて、合意形成を図る方法

と説明しています。

例えば、企業で多く聞かれる会議の課題として、次のようなものがあります。

  • せっかく集まってもらったのに、参加者が沈黙して意見が発されない
  • いつも当たり前のように会議時間が延びてしまう
  • 明確な結論が出ないまま、次に持ち越しとなってしまう

などなど…。皆様は思い当たる節はありませんか?
これらを解決するために欠かすことのできないスキルこそが、「ファシリテーション」なのです。

そして、会議におけるファシリテーションスキルは、

  1. 参加者に切り口を展開して意見やアイデアを豊富に“引き出す”スキル
  2. 出てきた意見を要素ごとに“整理する”スキル
  3. 合意形成をとり、良い意思決定に“導く”スキル

大きくこの3つに分類できます。
私たちはこれらのスキルを体得し、参加者の意見を引き出しながら、議論をパワフルに引っ張ることのできる「パワーファシリテーター」の育成をお手伝いしています。

〈関連コラム〉

ファシリテーターの5つの役割

まず、「ファシリテーター」とは、
ファシリテーションの担い手、つまり「質の高い意志決定」を導く人のことを指します。

議論のファシリテーターの役割は以下の5つです。

  1. 議論の構成を予めデザインすること
  2. 良い意見を引き出す問いを立てること
  3. 出てきた意見を整理すること
  4. ホワイトボード等を用い、議論を可視化すること
  5. 議論のスタックを解消すること

最初は簡単ではないでしょうが、まず技法を知れば、それを実践することでどんどん身についていくものばかりです。上記をこなせるファシリテーターがリードする議論は、道筋を大きく踏み外すことなく、参加者が納得感を持てる結論まで、時間内にたどり着くことができるでしょう。

更に、ファシリテーションのスキルは、伝播します。議論をデザインする、問いを立てる、意見を整理するなど、一人の優秀なファシリテーターの振る舞いは周囲に大いに影響を与え、行く行くは組織文化として浸透することが望めます。この様な文化が浸透した組織は、互いが問いを立て合い、豊富なアイデアが溢れる素晴らしい組織となるでしょう。

〈関連コラム〉

Web会議の増加による、ファシリテーションスキルの必要性の高まり

従来は会議室に集い、対面で実施することがスタンダードであった会議ですが、最近はZoomやTeams、skypeなどを活用したオンライン会議の機会が非常に増えています。これは決して一時的なものではなく、新しいスタンダードとして、すでに定着が進んでいるものであると考えています。

このWeb会議の増加に伴い、オンラインでのファシテーションの重要性も取り上げられる機会は確実に増えました。会議の参加者のちょっとした目線や表情・仕草から感情や反応を読み取って、進行の調整を行いたいところですが、PCの画面の枠内だけでは、なかなか雰囲気を読み取るというのは難しいなと感じている方も多いことでしょう。

では、この「オンラインファシリテーション」は、通常のファシリテーションと一体何が違うのか。どのように進めればよいのか。オンラインだからこそ、プラスして配慮・工夫しなければいけないこととは何でしょうか。

一つだけポイントをご紹介すると、最も大切なことは、「分かりやすい大きなリアクションをとること」です。

オンライン会議は個々が一人で参加しているため、孤独感が生じやすいものです。その上、やはり双方の細やかな反応を「察する」ということは画面上からはどうしても難しい。何か発言しても誰からもリアクションが無ければ、以降の発言にも支障が出てしまいます。そのため、何か発言されたら必ず、少々オーバーな程でも相槌やリアクションをとることが重要になります。これはチャット機能を活用してのリアクションでも構いません。ファシリテーターのみならず、メンバー全員の共通のルールとしてもよい内容です。

オンラインファシリテーションのポイントについては、詳しくは以下のコラムで解説しています。

〈関連コラム〉

ファシリテーションについて、日本を代表する3冊の書籍

ファシリテーションを学ぶ際に役立つ書籍で、私たちが特におすすめする3冊をご紹介します。

【おすすめその1】
会議の生産性を高める 実践 パワーファシリテーション(楠本和矢著)

HR Design Lab.代表の楠本がファシリテーションの具体的な技法をできるだけわかりやすく解説し、現場ですぐに実践できることに重視した一冊です。
Amazon URL:www.amazon.co.jp/dp/4799107577

【おすすめその2】
ファシリテーションの教科書―組織を活性化させるコミュニケーションとリーダーシップ(グロービス・吉田素文著)

グロービス経営大学院教授による、ファシリテーションの基礎を丁寧に教えてくれる一冊です。
Amazon URL:www.amazon.co.jp/dp/B00P28A5M8

【おすすめその3】
マンガでやさしくわかるファシリテーション(谷益美著・円茂竹縄作画)

手に取りやすいマンガの形式で、ファシリテーションの初心者でも状況が想像しやすく、導入に最適な一冊です。
Amazon URL:www.amazon.co.jp/dp/4820719661

〈関連コラム〉

ファシリテーションスキルを高めるために

ファシリテーションスキルは、上記でご紹介した通り、多くの書籍や記事が出されていますが、やはり実践でこそ学べるスキルだと、私たちは考えています。

我々が提供している「ファシリテーションJAM」は、幾多のコンサルティング業務の中で培ってきた現場由来のファシリテーションのエッセンスと実例、そして実践型ワークをふんだんに盛り込んだ研修プログラムです。事例がきっと皆様の“あるある”という共感を呼び、即効性のある学びとしてお伝えできるはずです。

ファシリテーションについて正しく概念を理解し、具体的な技法を会得することで、
会議、打合せ、商談、普段のコミュニケーションなどで、
「生産性の高い、知的な」コミュニケーションを実現できるようになっている。

皆様のそんな姿を、実現するためのプログラムです。

弊社の人気No.1研修プログラム「ファシリテーションJAM」。
是非、皆様の組織でも導入ご検討ください。

今こそ身につけよう。ファシリテーションの真髄を。「ファシリテーションJAM」

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