ファシリテーション

管理職に必要な能力とは?ミドルマネージャーが見直すべき3つのスキルを研修で強化

管理職は、諸問題をスムーズに解決するために、部下や連携する部門との意思疎通や信頼関係を築く必要があります。この能力に難があれば、業務効率が上がらず、周囲にフラストレーションがたまる可能性があります。
この記事では、管理職に必要な能力と見直すべき3つのスキルをご紹介します。

ミドルマネージャーの役割と課題

管理職・ミドルマネージャーは、経営層と一般社員の間に位置します。経営者の目線でものごとを見る必要があると同時に、日々の業務もこなさなければなりません。また、経営者側と一般社員の橋渡し的な役目をし、部下の課題解決を手伝うのもミドルマネージャーの役割です。
管理職には、リーダーシップが求められるのは当然ですが、そのほかにも「部下のやる気を引き出す」「売り上げに貢献する」など、さまざまな課題をクリアする能力が求められます。
課題をクリアするためには、短時間で解決方法を導き出し、部下や連携部門と情報を共有し合意形成する必要があります。さらに合意形成後は、管理職として解決に向けたリーダーシップを発揮しなければなりません。合意形成の場としての会議をうまく仕切れなければ結論を導き出すことはできません。また、会議そのものが形骸化していれば、何も解決しなかったという最悪の事態に直面するでしょう。
その結果、部下や連携部門は会議のために無駄な時間を浪費したことになり、モチベーションは下がり、信頼や協力が得られないという悪循環に陥る可能性もあります。そんな悪循環を断つために、管理職には3つのスキルが必要です。

管理職に必要な能力とは?見直すべき3つのスキル

管理職・ミドルマネージャーに必要な能力は多様ですが、共通して見直すべきスキルは大きく3つあります。
ここでご紹介するスキルを向上させることで、業務効率の改善が期待できます。

会議を効率化するファシリテーションスキル

会議の効率化で結果を出せない管理職は、ファシリテーションスキルを見直しましょう。参加者にとって付加価値の高い会議にするためには、管理職がファシリテーションの基本を身につけ、会議の場で実際に使えるようになる必要があります。
我々のファシリテーション研修では、ファシリテーションスキルを高めることで、会議を時間内で終わらせ、参加者が納得し、最終的に結論を導き出す能力を身につけます。
ファシリテーション研修にはさまざまなアプローチ方法がありますが、できる限り実践で使えるような具体的な課題に絞った研修を探すことも大切です。たとえば、管理職が「会議をうまく仕切る能力を高めたい」「会議を通じて問題提起をして効率的に部下のやる気を引き出したい」など、目的に応じて選ぶとよいでしょう。
実践的なスキル向上を重視するのであれば、質疑応答の時間が十分に設けられている研修を探してください。

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説得力のある発言をするロジカルスピーキングスキル

ファシリテーションスキルを身につけることによって、管理職は総合的なリーダーシップやマネジメント能力を発揮できる可能性が高まります。
しかし、ファシリテーションのノウハウは理解していても、「問題解決能力が物足りない」「部下や連携部門との信頼関係が構築できていない」と感じる管理職もいるでしょう。さらに、「管理職よりも部下の年齢が上である」「業務内容や雇用形態に違いがある」などの理由で、マネジメントが難しい状況にある管理職もいるかもしれません。その結果、管理職と部下の間で効率が悪いやりとりが起こることがあります。
解決方法のひとつは、論理的に考え、論理的に伝えることができる、ロジカルシンキングのスキルを向上させることです。論理的に考えることは、さまざまな年齢層やバックグラウンドをもつ相手に対して、わかりやすく、かつ説得力をもって伝える能力につながります。そして、ビジネス上で発生するさまざまな問題を整理して、結論を短時間で導き出し、部下や連携部門と共有することができるようになります。
ロジカルシンキングを習慣化することで、結果的に全体の業務効率や生産性を向上させることも可能になります。できる限り部下や連携部門に対して理解しやすい共通の言葉で伝えることによって、相手も管理職の状況を理解しやすくなり、信頼も高まっていくことになります。
ロジカルシンキングに関連して、我々HRデザインラボにはロジカルスピーキング研修があります。ロジカルスピーキング研修は、論理的に考えて話せるスキルを実践的なケースを交えて学びます。もし、管理職の中でファシリテーション研修を受講したものの、問題解決能力をさらに強化する必要があると感じた場合には、ロジカルスピーキング研修をあわせて検討してください。

論理的に考え、論理的に話せる「ロジカル・スピーキング研修」

上手に主張するアサーティブコミュニケーションスキル

管理職が見直すべき最後のスキルは、アサーティブコミュニケーションスキルです。
管理職の立場になると、自分の意思や業務の目的を部下に伝えるために、ときには強いメッセージを発信しなければならない状況になることがあります。しかし、感情的になり、一方的に自分の考えを押し通すだけでは、部下の理解や納得を得ることはできません。アサーティブコミュニケーションは、自分の主張をしながらも、一方で相手の考えについても理解を示し尊重するというコミュニケーション方法です。
また、管理職にもさまざまな性格があるので、人によっては部下に遠慮してしまい主張が伝わらずに、逆に部下を混乱させてしまうこともあります。管理職それぞれが持つ性格上の弱点を克服するためにも、アサーティブコミュニケーションスキルは欠かせません。
我々のアサーティブ・リーダー研修では、管理職にふさわしい態度で部下を説得し、納得させる話し方などを効率よく学ぶことができます。そのため、管理職として自らのコミュニケーションの弱点やクセを自覚するだけでなく、職場のコミュニケーションが円滑になるメリットもあります。

組織の生産性を高める「アサーティブ・リーダー研修」

管理職に必要な能力を強化するために研修を取り入れてみませんか?

管理職・ミドルマネージャーに見直してほしいスキルは、「ファシリテーションスキル」「ロジカルスピーキングスキル」「アサーティブコミュニケーションスキル」の3つです。
「どこから見直したらいいかわからない」という場合は、我々の人気No.1プログラムであるファシリテーション研修の受講をご検討ください。
教科書的な手法だけではなく、膨大な数の実践からフィードバックされた現場で使えるリアルな方法論を学ぶことができます。

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