1. HOME
  2. コラム
  3. KFS(重要成功要因)とは?KPIやKSF、CSFとの違いも解説

KFS(重要成功要因)とは?KPIやKSF、CSFとの違いも解説

構造的に考えるイメージ

企業担当者の中には「KFSとは何なのか」「KPIとは何が違うのか」と疑問に思っている人もいるでしょう。
どちらも企業経営を成功させるうえでは重要になります。一見すると同じように思えるビジネス用語ですが、それぞれ意味が異なるので注意が必要です。
本記事では、KFSとは何かと、KFSと混同されやすいKPIやその他の用語との違いについて解説します。

〈関連コラム〉

KFS(Key Factor for Success)とは?

ここでは、KFSの意味とKFSの抽出に役立つフレームワークを解説します。

KFSとは重要成功要因のこと

KFSとは、”Key Factor for Success”の略称で、”重要成功要因”のことです。
もともとは経営用語として使用されていましたが、近年では「目標を達成するための要因」として広義の解釈もおこなわれるようになり、さまざまなシーンで用いられています。スタートからゴールまでに必要なプロセスの中でも、ゴールに大きな影響を与える要因です。
正しい見極めをすることで、その時点での企業の現状や問題点、改善に向けた目標をしっかりと把握します。
効果的な企業戦略を立てることは、他社との差別化の成功につながり、事業を良い方向に導ける可能性が高まるなど、企業の成功を左右する問題となるでしょう。具体的には、売上金額の上昇や、市場シェアの拡大などが挙げられます。
KFSを抽出するには、5F分析やPEST分析、SWOT分析などのフレームワークを活用することが効果的です。

KFSの抽出に役立つフレームワーク1:5F分析

「5F分析」はマイケル・ポーターによって提唱された方法で、業界の収益は競争企業間の関係や新しく参入してくる業者の脅威を含む5つの要因によって左右されるという考えです。この分析をおこなうことで業界全体の状況を分析し、俯瞰することができます。

KFSの抽出に役立つフレームワーク2:PEST分析

「PEST分析」は「Politics」「Economy」「Society」「Technology」の、それぞれの頭文字を取って名付けられました。外部環境を把握する際に活用され、時代のトレンドを分析し把握するために有効です。たとえば、格安で商品を提供している企業は「Economy」の、子供だけでなく大人からも支持されるゲーム機の発売をしている企業は「Society」のトレンドに乗って事業を展開しているよい例だといえます。このように、時代のニーズに合った商品やサービスを提供することは、多くの顧客の獲得につながるでしょう。

KFSの抽出に役立つフレームワーク3:SWOT分析

「SWOT分析」は企業の強み(Strengths)と弱み(Weaknesses)、外部環境の機会(Opportunities)と脅威(Threats)を確認し、分析する方法です。この分析を実施することで、企業の現状と、今後に必要な対策が分かるようになります。弱みを強みに変えたり、脅威を機会に変えたりするための企業戦略を練る土台にもなるのです。KFSを設定する際には、外部環境に柔軟であることと、要因を厳選することに気を付けなくてはいけません。KFSは顧客ニーズや時代背景などの外部環境によって常に変化するものです。
そのため、過去の成功要因にこだわることなく、そのときの世の中の状況をよく把握し、よりよいものを設定するようにしましょう。また、複数のKFSが見つかることもあります。その場合は、その中でもより重要なもの、取り組む価値のあるものに絞っていくことが大切です。多くのKFSを設定したために、どれも達成できない可能性もあるので、狙いを定めて改善するためにも、重要なものをピックアップしていきましょう。

KFSとKSF、CSFの違いとは?

KFSと似た用語に「CSF」や「KSF」という用語が使われることがあるでしょう。
KSFとは、”Key Success Factor(キーサクセスファクター)”の略称です。
また、CSFとは、”Critical Success Factor(クリティカルサクセスファクター)”の略称です。
どちらも日本語にすると”重要成功要因”のことで、KFSと同じ意味を表わしています。
企業におけるビジネスを成功させるためにはKFSを正しく見極め、明確に設定していくことが大切です。

KFSとKPIの関係

ここでは、KFSと混同されやすい指標であるKPIとの違いを解説します。

KFSとKPIの違い

KFSはビジネスを成功させるために必要な重要な要素のことであり、KPIはその要素を数値化したものである、という違いがあります。
また、KFSはKPIとKGIをつなぐための需要な役割を果しています。KPIを決める前にKFSを設定することで、最終目標から外れない中間目標を定められるのです。企業によってはKPIを定めずKGIのみ策定している場合もありますが、メンバーのモチベーションのためにも、目標達成度合いのためにも、できるだけKPIを定めることが良いでしょう。

KFSとKPI、KGIの関係

KFSとKPIに加えて、KGIも混同されやすい用語の一つです。
これらの用語の意味をわかりやすく図にまとめると以下のようになります。

このように、KPIには3つの階層があります。その中の一つの階層である業績指標がKGIで、中間指標のKRI(Key Results Indicators)とKFSがほぼ同義語です。

〈関連コラム〉

KFSやKPIを現場で活用しよう

本記事では、KFSとは何かと、KFSと混同されやすいKSF・CSF・KPIとの違いを解説しました。
HR Design Lab.では、KFSの活用に欠かせない、リーダーに必要な考え方と技法を習得できるKPI研修をご用意しています。
日々のマネジメントにお困りの場合は、ぜひ、当研修の導入をご検討ください。
HR Design Lab.のKPI研修(企業向け)の詳細はこちら↓↓

真に実効性のあるKPI策定手法を学ぶ「KPIマネジメント研修」

関連記事